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ディバーターバルブアダプター(アバルト124スパイダー用)徹底解説

ディバーターバルブ・アダプター

アバルト124スパイダー(1.4L MultiAirターボエンジン搭載)向けに、A.TRUCCO(トゥルッコ)から販売されている「ディバーターバルブアダプター」について、仕組みから効果、車検時の注意点までまとめました。

1. ディバーターバルブとは

アバルト124スパイダー ディバーターバルブ ブローオフバルブ

ディバーターバルブは、ターボ車のアクセルオフ(スロットルを閉じた)時に、コンプレッサーとスロットルバルブの間に発生する高い過給圧(バックプレッシャー)を逃がすための装置です。役割としては「ブローオフバルブ(BOV)」と呼ばれるものとほぼ同じですが、大きな違いは逃がした空気の行き先にあります。

  • ディバーターバルブ(純正タイプ):逃がした加圧空気をスロットル手前の吸気経路に戻す「リサーキュレーション式」。基本的に無音で、燃料混合気を無駄にしません。
  • ブローオフバルブ(アフターパーツで多いタイプ):加圧空気をそのまま大気中に放出する「大気開放式」。スロットルオフ時に「パシュー」という独特のサウンドが出ます。

アバルト124スパイダーをはじめとするFCA系1.4Lマルチエアターボ/ツインエア搭載車の一部は、純正で電磁式(黒い樹脂製)のディバーターバルブを採用しており、A.TRUCCOのアダプターはこの純正バルブに追加装着することで、バルブの挙動をアフターパーツ的な特性へ変化させる製品です。

ディバーターバルブの役割は主に3つです。

  1. アクセルオフ時に行き場を失った過給圧を素早く逃がし、コンプレッサーサージ(タービン内部での圧力の跳ね返り)を防ぐ
  2. タービンやコンプレッサーホイールへの負荷・ダメージを軽減する
  3. 再加速時に必要な吸気の準備をスムーズにする

2. 性能・効能とレビュー傾向

A.TRUCCOの製品説明およびユーザーのパーツレビューから見えてくる効果・特徴は以下の通りです。

うたわれている効果

  • ターボ車特有のスロットルオフ時の「パシュー」というブローオフサウンドが楽しめる
  • ブースト後に発生するバックプレッシャーを素早く開放し、アクセルレスポンスの向上が期待できる
  • タービンブレードの保護効果

ユーザーレビューの傾向

  • 「音が気持ちよく、必要以上にアクセルオフしたくなる」「トルクが上がってノーマルモードでも走りやすくなった」といった満足度の高い声が多く見られます。
  • 一方で、装着後しばらく経ってから「加速中にエンジン警告灯が点灯し、ブーストがかからなくなった」という不具合報告も一部で見られます。エンジンを再始動すると警告灯が消えて通常に戻るケースが多いようですが、こうした症状は個体差や取付状態、経年劣化などが影響している可能性があるため、体感的なメリットだけでなく相応のリスクも理解した上で導入するのが望ましいところです。

なお本製品は主に社外バルブへの丸ごと交換ではなく、純正の電磁式ディバーターバルブに「アダプター」を追加する方式のため、比較的手軽に着脱できる点も人気の理由になっています。

3. 車検時の注意点

ここが最も注意すべきポイントです。

大気開放式(ブローオフタイプ)に近い特性を持つディバーターバルブ・アダプターは、日本の保安基準との関係で以下の点に注意が必要です。

重要:ディバーターバルブ装着車は車検通りません

→ 車検時は外す必要があります。詳細は以下の通りです

ブローバイガス・排出ガス関連基準との整合性:日本の道路運送車両の保安基準では、エンジン内部で発生するガスや未燃焼混合気を大気中に直接放出せず、吸気系に還元することが求められています。加圧された空気を大気開放するタイプの装置は、この考え方に抵触すると判断される可能性があり、検査場や整備工場によって適合・不適合の判断が分かれることがあります。

  • audible(サウンド)による指摘:明確な音量基準に直接該当しなくても、検査員の目視・聴音チェックで「社外パーツが装着されている」ことが分かりやすいため、指摘対象になりやすい部品です。
  • 警告灯・OBD診断への影響:前述のとおり、装着後に警告灯が点灯した事例が報告されています。車検時にOBD診断(近年の車検で確認される項目)でエラーが検出されると、そのまま不合格になる可能性があります。
  • 対応の実務:多くのショップでは「車検前に純正状態へ戻す(アダプターを取り外す)」ことを推奨するケースが一般的です。事前に取付・取り外しを依頼したショップ、もしくは車検を依頼する工場に相談し、現在の保安基準適合状況を確認することを強くおすすめします。

車検の合否判断は検査場や検査員、時期によって運用が変わることがあるため、本記事の内容を鵜呑みにせず、必ず購入前後に販売店(TRUCCO)や車検対応工場へ直接確認してください。

4. その他知っておきたい情報

アバルト 124スパイダー ディバーターバルブ ブローオフバルブ
  • 適合車種:ABARTH PUNTO EVO、ABARTH124スパイダーの1.4Lマルチエアエンジン、およびツインエアエンジンの一部(ディバーターバルブが電磁式の黒いプラスチック製の車両)に装着可能とされています。購入前に自車のバルブ形状を確認しておくと安心です。
  • 価格:TRUCCOオンラインショップでの販売価格は12,540円(税込)程度です(時期により変動する可能性があります)。※発売当時9,500円(税抜)でした。
  • 購入・取付:TRUCCO(埼玉県川口市)の店舗またはオンラインショップで購入可能。取付自体は難易度が高くないとされていますが、エンジンルーム内の作業になるため、不安な場合はショップでの取付依頼がおすすめです。私の作業時間は約10分程度。一度自身で作業する早いです。ボルト3本で固定されているだけ簡単ですが、位置的に1本だけ手間が少しかかります。六角レンチ使用
  • 取付後の体感:ノーマルモードでもトルク感の向上を感じたという声がある一方、過給圧を逃がす特性上、再加速時にわずかなタイムラグ(いわゆるターボラグ)を感じる場合もあります。サウンド重視かレスポンス重視か、目的に応じて検討するとよいでしょう。個人的な感想としてビッグタービンではないのでタイムラグを感じられない。
  • 保証・アフターサポート:純正パーツの改造となるため、既存の保証(新車保証・延長保証など)への影響についても、事前にディーラーやTRUCCOに確認しておくと安心です。

まとめ

ディバーターバルブアダプターは、比較的手軽にアバルト124スパイダーのターボサウンドとアクセルレスポンスを楽しめる人気パーツですが、車検との相性には注意が必要です。装着を検討する際は、サウンドやフィーリングのメリットと、車検・保安基準・警告灯リスクといったデメリットの両面を理解した上で判断することをおすすめします。

補足として

・ノーマルでのブローオフサウンドは普段鳴っていますが小さく普段聞き取れない音量だと思います。サイド壁面をかなり近くを走り、コンクリートまたは金属の壁近くを走るとやっと聞こえるかもしれません

・純正時に装着した場合、私の時にエンジンチェックランプ(黄色)が条件により点灯する事がありましたがECU書換した際のマッチングが良くディバーターバルブでのエンジンチェックランプ(黄色)が点灯することはなくなりました。

・ECU書換は結構過給機に私たちが思う以上に大きな負荷が掛かっています。タービンとタービンのスピニングブレードにかなりの負荷が掛かりブレードがズタズタになる運命です。少しでも軽減する為にディバーターバルブは必須パーツと私は124スパイダー診ていてそう思います。1446もそれほど堅牢性は一般的な過給機であり丁寧に扱うに越したことがない商品です。その過給機にECUで純正性能から性能を意図的に上げる為、関連するパーツに当然負荷が掛かってきます。
ですのでディバーターバルブは必須パーツであると私は思っています。過給機付いているものはそれ相応のこういったシステムが必要になってきます。負荷が最も掛かる箇所のまず最初に出来るケアと保険です。私自身、過去にPOPS &BANGSのテストをやり過ぎてスピニングブレード破損、タービン一基交換経験があり、だいたいどのくらいの事をすると壊れるか…という加減を把握できました。

ディバーターバルブ for アバルト124スパイダー



いずれ関連・該当記事が出来てきましたらECU書換にあたり必要な補間パーツリストを紐解ければと思います

あくまで参考までにお願いします。判断するのはあなたです

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