VEHICLE PHOTOGRAPHY / ISHIKAWA
販売するために、その一台の魅力を写真で伝える。
PROJECT
THX&COからのご依頼で、DODGE CHALLENGER R/Tの販売車両撮影を担当しました。
依頼内容は「この車を販売用に撮ってほしい。撮り方は任せる」。撮影時間は約2時間。外装・内装・ディテールまで撮影し、約120カットを納品しています。
目的は、単に格好良い写真を作ることではありません。車両を検討する人に、このCHALLENGERが持つ特徴、仕立て、そして大切に扱われてきたことが写真から伝わることを意識しました。
この一台を、どう見せるか。
低く、長く、ワイドなボディ。私がアメリカ車に対して昔から抱いてきた「Low & Long」というイメージが、そのまま形になったような車です。
今回伝えたかったのは、CHALLENGERらしい迫力だけではありません。
前オーナー時代に仕立てられたスタイルと、大切に乗られてきたことが感じられるコンディション。
迫力を作るのではなく、もともとこの車が持っている迫力をどう写すか。
EXTERIOR
販売車両では、印象的な写真だけでなく、車両そのものを正しく理解できる写真も必要です。正面・側面・後方を押さえ、実車のプロポーションが自然に伝わることを優先しました。
ORIGINAL / CONDITION
カスタムされた部分だけではなく、純正として残された部分にも目を向けます。
今回印象的だったのが、非常に綺麗な状態を保った純正ホイール。こうしたディテールも、この車が大切に扱われてきたことを視覚的に伝える材料になります。
DETAIL
SHAKERフード、フロントフェイス、リアクォーター、スポイラー。一台を見たときに目に留まった特徴を、全体像とは別の視点で残していきます。
格好良く見せることと、正しく見せること。
今回は商品写真・商業写真として、個人的な演出を強く出しすぎないようにしています。
50mm前後を中心に使用し、広角による過度なパースでボディを誇張するより、実際のプロポーションを自然に感じてもらえることを優先しました。
格好良く見せることと、正しく見せること。その両方が販売車両の写真には必要だと考えています。
INTERIOR
室内も、全体からディテールへ。コックピットで空間全体を伝え、そのあとシート、メーターへと視線を近づけていきます。
CLIENT / THX&CO
今回の撮影クライアントはTHX&CO。
CHALLENGERをはじめとするアメリカ車も数多く取り扱い、車両の仕入れから整備、カスタム、販売までを展開するショップです。
オリジナルカスタムのほか、ウインドウガラスの保護やプロテクションフィルム施工などにも対応しています。
前のオーナーから受け継がれた一台を、ショップが次のオーナーへつなぐ。その途中に、写真があります。
MY ROOTS
私がアメリカ車やビルダーの世界に強く惹かれるようになった原点の一つが、HISTORYの「Counting Cars」です。
Count's Kustomsで、一台の車へ人の手が加わり、無機質だった鉄に命と魂が吹き込まれていく。その物作りの姿に強く惹かれてきました。
PHOTOGRAPHER'S NOTE
車を作る人がいる。
その一台に、時間をかけ、技術を注ぎ、こだわりを込める人がいる。
私は、そんな物作りの現場が好きです。
無機質だった鉄に、人の手によって命と魂が吹き込まれていく。
そして完成した一台を前にしたとき、今度は写真家として考える。
この車の何を、写真に残すべきか。
ボディラインなのか。
ホイールなのか。
エキゾーストなのか。
ビルダーが作ったディテールなのか。
答えは、一台一台違います。
だから私は、その車を見てから撮り方を考えます。
作り手が込めたものを理解し、その一台らしさを写真に残す。
BUILD THE CAR.
CAPTURE THE SOUL.
DELIVERABLES
車両の魅力を、写真で正しく、強く伝える。
販売車両、ショップデモカー、カスタムカー、オーナーカーなど、車両撮影のご相談を承ります。