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TAMRON 18-300mm Canon RFのレビューとして、Canon EOS R5に装着し、石川県のいしかわ動物園で撮影しました。
使って感じたのは、日中の動物園で、レンズ交換をせずに構図を変えられる便利さです。EOS R5ではAPS-Cクロップになりますが、明るい場面では300mmでも十分に鮮明な写真を残せたと感じています。一方、暗い展示施設での撮影や、フルサイズセンサー全体を使いたい用途には制約があります。
この記事では、良かった作例だけでなく、ISO5000・6400・12800を任意設定して撮った暗所テスト、動物瞳AFで困った場面、端子まわりへの個人的な懸念まで紹介します。
今回の機材と撮影条件
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| カメラ | Canon EOS R5 |
| レンズ | TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD(Model B061 / Canon RF) |
| フィルター | K&F Concept NANO-K Series UV HMC 67mm |
| 撮影場所 | いしかわ動物園(石川県) |
| 時間帯 | おそらく11時~13時ごろ |
| 天候・体感 | 曇り。暑く、日陰で休んでいる動物も多い状況 |
| 掲載作例 | 今回撮り下ろした写真。レタッチ・トリミングなし |
屋外だけでなく、暗い屋内展示、ガラス越し、柵越しでも撮影しました。掲載写真の焦点距離は実焦点距離で、括弧内は約1.6倍で計算した35mm判換算画角の目安です。
なお、レタッチなしは、カメラ内の画像処理まで無効にしたという意味ではありません。今回は、この機材と撮影条件で得られた写真を見てもらう実使用レビューです。
EOS R5ではAPS-Cクロップになる
B061はAPS-C用レンズです。Canon RF版の18~300mmは、35mm判換算で約28.8~480mm相当の画角をカバーします。重量は625g、フィルター径は67mmです。TAMRON公式製品情報
EOS R5で使う場合も、フルサイズセンサー全面を使う組み合わせではありません。クロップによって記録に使う範囲が小さくなるため、R5のフルサイズ時の画素数をそのまま使えると考えて購入しない方がよいです。
また、300mmが光学的に480mmへ変わるわけではありません。 狭い範囲を記録することで約480mm相当の画角になります。クロップ自体が被写体の細部を増やすわけではない点も、区別しておきたいところです。
今回提供する作例は27~300mm。18mmと300mmを同じ地点で撮る画角比較は、まだ撮影していません。この記事では、実際に撮影した範囲から使い勝手を評価します。
日中の300mmは、便利さだけでなく描写にも満足
今回の300mm作例の一つは、F6.3・1/200秒・ISO200で撮影しました。
十分な光量がある場面では、望遠端でもしっかり写るというのが私の印象です。一本で広い焦点域を扱えることを考えると、日中の描写には満足できました。
ただし、別のレンズと同条件で比較したわけではありません。「単焦点と同等」「望遠ズームより優秀」といった順位付けはできません。
236mm・ISO200の作例も掲載します。元の画面全体を保ったまま、細部の見え方を確認してください。
74mmから300mmへ、レンズ交換なしで構図を変える
動物園では、撮影者が自由に動物へ近づけるとは限りません。だからこそ、周囲を含める構図から被写体を大きく写す構図へ、ズーム操作だけで切り替えられる点が役立ちました。
この2枚は、焦点距離を変えた構図の例です。撮影位置・被写体との距離を厳密に固定した画角比較ではありません。それでも、一本のレンズで表現を変えられることは、実際の撮影で強く感じた魅力です。
ガラス越し・柵越しでは、展示環境も写りに影響する
冒頭の291mm作例はガラス越しです。ガラス越しでは反射や汚れなどが写りに影響するため、写真の印象をすべてレンズ性能に結び付けることはできません。
こちらは200mmで撮影したトキの作例です。
柵越しでは、AFが狙った動物へ合いにくい場面もありました。瞳AFだけに頼らず、狙い方を変える必要があります。
暗所ではISO5000・6400・12800を任意設定してテスト
望遠端300mmの開放F値はF6.3です。暗い展示施設で動物を撮る用途では、明るさに余裕のあるレンズが欲しくなる場面もありました。
今回は、撮影者がISO5000・6400・12800を任意に設定し、画質や粒状感がどう見えるかを試しています。AUTO ISOで感度が上がった結果ではありません。 ISO12800は今回使用した感度であり、EOS R5の最高感度という意味でもありません。
ISO5000:183mm・ガラス越し
ISO6400:82mm・ガラス越し
ISO12800:27mm・ガラス越し
3枚は被写体や光量、焦点距離、シャッタースピードが異なります。ISOだけを変えた厳密な比較ではなく、それぞれの条件での実写例です。また、27mmなどで設定したF6.3を、その焦点距離の開放F値と混同しないようにしてください。
私としては、暗い場面の写りより、日中の写りの方に満足感がありました。ただし、高感度で見えるノイズや細部の変化を、そのままレンズ単体の欠点とは評価できません。カメラ、露出、被写体、ガラスなどを含めた結果です。
今回の経験から選ぶなら、私はB061を夜間よりも、日中の機動力を重視する撮影に使いたいと思います。夜間撮影そのものを実地検証した結論ではなく、暗い展示施設での使用感に基づく判断です。
動物瞳AFは便利。ただし、任せきりにはできない
撮影ではSERVO AFを使用し、動物検出と瞳検出を利用しました。サーボAF特性はCase 3。レンズは特別なキャリブレーションを行わず使用しています。
実際には、動物によって眼を捉えず、嘴や歯にピントが合ってしまう場面がありました。柵があると合焦しづらく、瞳AF以外の狙い方に切り替えた場面もあります。
これはB061だけのAF性能として断定できる話ではありません。カメラの被写体検出と、動物の向き、障害物、光量が重なったときの使用感です。今回AF成功率を数値で測定したわけでもありません。
VC手ブレ補正は搭載。今回、補正段数は測定していない
B061にはVCが搭載され、Canon RF版にはVC ON/OFFスイッチがあります。TAMRON公式製品情報
掲載作例には300mm・1/125秒の写真もありますが、その一枚だけで補正性能を数値化することはできません。今回、VCのON/OFFを揃えた比較や補正段数の測定は行っていません。
また、手ブレ補正と動物自身の動きは別です。動いている被写体では、シャッタースピードも含めて考える必要があります。
625gの携帯性と、一本で済む取り回し
Canon RF版のレンズ単体重量は625g。EOS R5を含むシステム全体が小型軽量というわけではありませんが、実際に歩きながら撮影した印象では、大きな重荷とは感じませんでした。
それ以上に良かったのが、レンズ交換を考えずに済むことです。遠くの動物から少し近い被写体まで、ズームリングで構図を調整できます。
学校の運動会など、被写体との距離が変わる場面にも相性が良さそうだと感じました。ただし、運動会での追従性能を今回検証したわけではありません。
67mmフィルターを共用できる便利さ
今回使用したフィルターは、K&F Concept NANO-K Series UV HMC 67mmです。掲載する動物園の作例は、このフィルターを装着して撮影しました。
B061のフィルター径は67mm。TAMRONのミラーレス用レンズには同じ径の製品が多く、対応するレンズ同士ならフィルターを共用できます。ただし、TAMRONの全レンズが67mmというわけではありません。TAMRON公式製品情報
私は前玉の保護を考えて使用しています。ただし、今回フィルターの有無で画質比較はしていないため、描写への影響や保護性能を検証したレビューではありません。必須品と決めつけず、自分の撮影環境に合わせて選ぶアクセサリーだと思います。
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以下は購入候補です。今回使用したNANO-K Series UV HMCと同一仕様かは、購入前に確認してください。B061用には67mmを選びます。
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USB Type-C端子の露出は、個人的に気になった点
側面のUSB Type-C端子には、物理的なカバーがありません。PC版TAMRON Lens Utilityを使って、レンズのファームウェアを更新できる点は便利です。TAMRON公式製品情報
一方、屋外で使う立場としては、露出した端子に雨や砂埃が触れることに不安を感じました。実際に端子が原因で故障した経験があるわけではなく、故障しやすいと断定するものではありません。
私は端子を目立たせたくないこともあり、メンディングテープを貼って使用しています。これは個人の運用であり、メーカー推奨の方法として紹介するものではありません。防水・防塵効果を検証した対策でもありません。
簡易防滴構造を理由に土砂降りでも問題ないと判断するのではなく、雨天時はメーカーの取扱説明に沿って扱いたいところです。私としては、カバーが用意されていれば、より安心感があったと思います。
どんな人に向いているか
| 重視すること | 今回の使用感からの判断 |
|---|---|
| 日中の動物園でレンズ交換を減らしたい | 向いている。距離の変わる被写体に一本で対応しやすい |
| 旅行などで持ち歩くレンズを減らしたい | 候補になる。旅行での実地検証はしていない |
| 暗い展示施設で動く動物を主に撮りたい | 明るいレンズも比較したい。重量・費用・焦点域との兼ね合いがある |
| EOS R5のフルサイズ記録を優先したい | フルサイズ対応レンズの方が目的に合う |
| 最高の描写や大きなボケを最優先したい | 専用の単焦点や大口径ズームを含めて検討したい。今回は同条件比較なし |
B061の魅力は、動物との距離が変わっても、その場で構図を選び直せることでした。クロップや明るさの制約を理解したうえで、撮影機会を逃しにくい一本を求める人には、検討する価値があると感じます。
日中のいしかわ動物園では、一本の便利さを実感した
EOS R5とTAMRON 18-300mm Canon RFでいしかわ動物園を撮影し、日中の描写と取り回しには満足できました。実際に27~300mmを使い、レンズ交換なしで構図を変えられたことが、この組み合わせの一番の魅力です。
一方、APS-Cクロップ、望遠端F6.3、暗い場所での写り、動物瞳AFの限界は、購入前に理解しておきたい点です。ISO12800まで試した写真も含め、自分が撮る環境と照らし合わせて判断してもらえればと思います。このレンズは18mm時がF3.5、300mm時にF6.3が最小のF値となります。写真の撮影データを見て頂くとわかるのですが撮影はF6.3で撮影しています。
私なら、日中の動物園で、荷物とレンズ交換を減らしたいときに選ぶ一本です。
今回使用したレンズの価格・在庫を確認する
TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD(Model B061 / Canon RF)
購入時は、同じB061でもCanon RFマウント用であることを確認してください。
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セット内容・販売店・送料などの条件は異なります。購入前に商品ページで確認してください。
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今回の撮影場所|いしかわ動物園
今回の作例は、石川県能美市のいしかわ動物園で撮影しました。作例を見て訪れてみたいと感じた方は、以下から場所や来園案内をご確認ください。
開園時間・休園日・入園料金などの最新情報は、来園前に公式サイトでご確認ください。
