この簡易版は、レンズ選びに慣れていない方が、対応マウント・センサーサイズ・手ブレ補正などを確認するための入口です。より多くの略号や例外を調べたい場合は、6社の詳細比較表を参照してください。
迷ったらコレだけ|レンズ略号 早見表(簡易版)

各レンズ会社の略号:表記はメーカー毎に異なるのでつい忘れてしまいます。
私自身の学びも兼ねて各レンズ会社の略号表記(簡易版)を作ってみました。
今後のレンズ選びの際にお役に立てますように。
対象:Canon/Nikon/Sony/FUJIFILM/SIGMA/TAMRON
初心者向けに代表的な略号をまとめました。略号は選ぶ手がかりですが、この表だけで装着可否や性能のすべては判断できません。まずカメラの型番と対応マウントを確認してください。
① フルサイズ対応か、APS-C専用か
| 対応フォーマット | Canon | Nikon | Sony | FUJIFILM | SIGMA | TAMRON |
|---|---|---|---|---|---|---|
| フルサイズ | EF/RF | 無印(表記なし) | FE | ―(Xマウントは全機APS-C) | DG | Di(一眼レフ)/Di III(フルサイズ用ミラーレス) |
| APS-C専用 | EF-S/RF-S | DX | E | XF/XC | DC | Di II(一眼レフ)/Di III-A(APS-C用ミラーレス) |
フルサイズとAPS-Cは、欲しい画角、機材の大きさ、撮影条件に合わせて選びたいところです。表のEF/RFなどはマウントに関わる表記ですが、DG/DCやDiシリーズは対応範囲を示すもので、同じ略号でも複数のマウント用製品があります。対応センサーサイズと装着可能なマウントは分けて確認してください。
② 大事:手ブレ補正あり/なし(一番聞かれる項目)
| Canon | Nikon | Sony | FUJIFILM | SIGMA | TAMRON |
|---|---|---|---|---|---|
| IS | VR | OSS | OIS | OS | VC |
IS・VR・OSS・OIS・OS・VCは、レンズ内の手ブレ補正を確認する代表的な表記です。レンズに補正がない場合でも、カメラのボディ内補正が使えるかは組み合わせによって異なります。手ブレ補正はカメラの揺れを抑える機能で、通常の手ブレ補正だけで被写体の動きを止めることはできません。動く被写体ではシャッター速度も重要です。補正のないレンズでも、十分なシャッター速度や三脚など、撮影条件に応じた方法で使えます。購入前にレンズとボディ両方の仕様を確認してください。
③ AFモーターの方式を確認する
| Canon | Nikon | Sony | FUJIFILM | SIGMA | TAMRON |
|---|---|---|---|---|---|
| USM/STM | AF-S/AF-P | SSM | LM | HSM | USD/VXD |
表はAFモーター表記の代表例で、上位・下位の順位表ではありません。同じ方式でも速度や作動音は機種と撮影条件によって変わります。動画では、実際の録音環境で作動音が入るかも確認したいところです。私はモーター音より自分の鼻息が大きく収録されていて驚いたこともあります。略号だけで「動画や動体撮影も安心」と決めず、対応ボディとの組み合わせや実写で判断してください。
④ シリーズ名・開発ラインを確認する
| Canon | Nikon | Sony | FUJIFILM | SIGMA | TAMRON |
|---|---|---|---|---|---|
| L | S-Line | GM | XF/XC | Art/Sports/Contemporary | SP |
メーカーごとのシリーズ名は、同じ基準の等級ではありません。とくにSIGMAのArt・Sports・Contemporaryは、それぞれ異なる開発の方向性を持つラインです。名前だけで一律に順位づけせず、用途と個別製品の仕様を比べてください。
個人的にはSIGMA Artの描写が気に入っていて、以前は85mm F1.4 DG HSMのCanon EFマウント用を使用していました。2026年10月9日に確認した公式製品ページでは、85mm F1.4 DG DNの対応マウントはLマウントとSony Eマウントです。Canon RFマウントは掲載されていません。今後の展開には期待したいところです。
使い方
- 最初にカメラとレンズの対応マウントを公式仕様で確認し、①で対応センサーサイズを確認
- ②で手ブレ補正の有無をチェック
- ③のAF方式と④のシリーズ名を手がかりに、用途・重さ・価格・機種ごとの性能を比較
この表は代表例です。旧製品と新製品で表記が異なる場合があるため、購入前には型番・対応マウント・仕様を公式サイトで確認してください。より詳しい分類は6社の表記・略号比較表にまとめています。
フルサイズかAPS-Cのどちらが良いのか?
センサーサイズは撮影用途に合わせて選ぶのがよいと思います。35mm判換算は画角を比較するための表現で、クロップによってレンズ自体の焦点距離が伸びるわけではありません。
たとえばCanonのフルサイズEOS RシリーズにRF-Sレンズを装着した場合、撮影範囲はAPS-C相当にクロップされます。EF-SレンズをEOS Rシリーズで使う場合は、対応するマウントアダプターが必要です。このときの画角は焦点距離約1.6倍相当として比較できます。すべてのフルサイズ機にAPS-C用レンズをそのまま装着できるという意味ではありません。
星景写真でも、写したい範囲や使用レンズ、撮影条件によって選び方は変わります。センサーサイズだけで決めず、必要な画角と機材の組み合わせを確認してください。
確認用の公式資料
TAMRON FAQ(Diシリーズなど)/キヤノン:手ブレと被写体ブレ/キヤノン:EOS Rシリーズの使用可能レンズ/SIGMA:3つのレンズライン/SIGMA:85mm F1.4 DG DN