レコードモンツァ マフラーカッター改良編
改良のきっかけ

レコードモンツァ本来のマフラーカッターのデザインが、正直あまり好みではありませんでした。そこで目をつけたのがアクラポビッチのマフラーカッターです。アバルトのエンブレムといえばサソリのロゴ。アクラポビッチも創業当初は「スコーピオン」というブランド名で、商標の都合からアクラポビッチに改名した経緯があり、そのロゴには今もサソリがあしらわれています。アバルトの蠍とアクラポビッチの蠍、”蠍つながり”で組み合わせてみようというのが今回の狙いです。
ちなみにアクラポビッチについて少し触れておくと、創業者のイゴル・アクラポビッチ氏は1990年、スロベニアで会社を設立しました。元々はオートバイレースの世界に身を置いており、市販のエキゾーストシステムに満足できなかったことから、自らマフラーの設計・製造に乗り出したのが始まりだそうです。妥協を許さない姿勢からレースの現場で培った技術を製品にフィードバックし続け、当初は6人だった小さな工房が、今では欧州最大級のエキゾーストメーカーへと成長しました。そうした背景を知ると、今回のマフラーカッターにも一層愛着が湧いてきます。
作業手順
1. レコモンの取り外し

まずは純正マフラーカッターを取り外すため、車体からレコードモンツァ本体を取り外します。マフラーカッターの上下2箇所に溶接跡があるため、これを外すには本体ごと取り外す必要があるのです。ちょうどよい機会なので、この際にレコモンの清掃も行いました。
2. 純正マフラーカッターの切り離し

純正マフラーカッターは上下2箇所がスポット溶接されているため、サンダーで丁寧に削り落としていきます。溶接自体はしっかりと施されており、その仕上がりには安心感を覚えました。ただし、その分マフラーカッターを外す際のサンダー作業には少々手間がかかりました。
3. サイズの確認と下処理

今回用意したアクラポビッチのマフラーカッターは外径51mm〜のタイプ。レコモン出口の外径は50mmなので、1mmほど余裕がある計算です。サンダーでの削り作業が終わったら、溶接跡の凹凸をヤスリなどで滑らかに整えておくことをお勧めします。
4. マフラーカッターの取り付け

パイプ出口の処理が終わったら、いよいよマフラーカッターを取り付けます。先にマス締めリングをパイプに通してから、マフラーカッター本体をねじ込むようにして収め、位置を決めていきます。真上から見た角度、横から見た角度の両方を確認しながら微調整し、位置がある程度定まったらマス締めリングを軽く仮留めします。なお、アクラポビッチのマス締めリングは六角レンチタイプです。
5. 位置調整と本締め

全体を通して見え方を確認し、位置や向きを微調整したうえで問題なければ本締めを行います。
ショップの方いわく、124スパイダーは振動が大きいため、マス締めリングだけでは徐々に緩んでくる可能性があるとのこと。対策としては
- 定期的にマス締めを増し締めする
- あるいは思い切って溶接してしまう
のいずれかが良いのではとのアドバイスをいただきました。
因みに使用し続け2026年に至っても外れた事が一度もありません。ですので溶接するまではないかもしれません。固着したかも?
6. 取付完成

取り付け完成の様子は写真の通りです。
今回のアクラポビッチ製マフラーカッター装着にあたっては”katsuSpider124さん”の整備手帳を参考にさせていただきました。ありがとうございます
レコードモンツァの改良について

おかげでかなり統一感のある仕上がりになったと思います。
マフラーカッターは前後の取り付け位置によって見た目の印象が大きく変わります。ぜひ実車で確認しながら、ご自身にとって最適な位置を探してみてください。
・施工前

・施工後

出口印象はガラリと変わります。そっけなかった銀色から黒色の引き締まり感とアクラポビッチのロゴが光ります。