アバルト124スパイダーでひときわ目を引くのが、ボンネットなどをマットブラックで仕上げた「ヘリテージルック」です。
単なるブラックアウトではなく、そのルーツは1970年代にラリーで活躍したAbarth 124 Rallyにあります。現代の124スパイダーに往年のラリーカーのイメージを重ねた、アバルトらしいデザインです。
ヘリテージルックのルーツはAbarth 124 Rally

1970年代のAbarth 124 Rallyでは、ボンネットなどにマットブラックの処理が施されていました。
StellantisのAbarth公式資料では、このブラック仕上げは太陽光の反射によってドライバーが眩惑されることを防ぐ目的で使われていたこと、そして現代のAbarth 124 Spiderのマットブラックのボンネットがクラシック124 Rallyへのオマージュであることが説明されています。
124スパイダーに受け継がれたヘリテージルック
現代のアバルト124スパイダーでは、この往年のラリーカーを思わせるマットブラックのデザインがヘリテージルックとして受け継がれました。
ボディカラーとのコントラストが大きく、124スパイダーの印象を大きく変えるデザインです。歴史を知ってから見ると、単に黒く仕上げたものではなく、124という車名が持つラリーの系譜を意識したデザインであることが分かります。
中古車では施工履歴を確認しておきたい
ヘリテージルックが施工された中古の124スパイダーを購入する場合、自分なら「どこで、どのように施工されたものなのか」を確認します。
ラッピングは塗装とは異なり、経年によって状態が変化します。将来的に剥がしたり貼り替えたりする可能性もあるため、施工時期や施工店などの履歴が分かれば、その後のメンテナンスを考えやすくなります。
特に中古車では、現在きれいに見えるかだけでなく、フィルムの端部や浮き、傷みなども含めて状態を確認しておきたいところです。
ヘリテージルックは124スパイダーの歴史を見せるデザイン
自分がヘリテージルックに惹かれる理由は、見た目だけではありません。
1970年代のAbarth 124 Rallyから現代のAbarth 124 Spiderへ。世代の異なる2台をマットブラックの意匠がつないでいるところに、このデザインの面白さがあります。